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2019年6月15日 (土)

映画『旅のおわり世界のはじまり』

 全編ウズベキスタンロケのロードムービー「旅のおわり世界のはじまり」を観てきました。元AKB48の前田敦子演じるTVレポーターの主人公が様々のトラブルに見舞われながらも成長していくという物語です。特に波乱万丈や起承転結の筋書がある訳ではありません。ロケはタシケント、サマルカンドなどの各地で行われていますが、特に観光地巡りの映像となっていなかったところは好感が持てます。バザールの場面では、背景に人々の生活の息吹を感じることが出来ます。何の変哲もない裏通りや広場、郊外などがそのまま舞台になっていました。

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 まぁ当然といえば当然ですが、突っ込みどころはかなりあります。ナボイ劇場内ではどうにか我慢出来ても、あのウズベキの大自然のなかでの「愛の賛歌」はあまりにも場違いな選曲でしょう。場面が、土漠地帯のアイダルクル湖から雪山をいだいた山岳地帯(フェルガナへと至る峠の辺り?)に一足飛びするのも違和感です。羊を逃す逸話は身勝手な行為そのものです。放した草原は高圧線だらけ、もっと別な撮影箇所があったでしょうに。

欠点ばかりを挙げても仕方がありませんね。この映画を観て、ウズベキスタンに興味をもってくれる人が少しでも増えることを願うばかりです。

 一応評価点です。作品50点、「前田敦子の愛の賛歌」でマイナス20点、最後の「ドアップ」でロードムービーがアイドル映画になった瞬間マイナス10点。結果20点。前田敦子ファンの皆さま、ごめんなさい。

  二つの建設プロジェクトに関り、数年間をそこで過ごした自分にとって、ウズベキスタンは馴染みの深い国です。昨年の今頃は久しぶりにこの国を訪れ、懐かしい通りを歩き、慣れた料理を味わい、旧知の人々と再会してきました。この映画を高評価することは出来ませんでしたが、また中央アジアの風に吹かれてみたいという欲求が頭をもたげてきたぞ。

 

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