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2011年9月19日 (月)

「さようなら原発大集会」@明治公園

110919 本日、919日、大江健三郎氏らの呼びかけによる「さようなら原発大集会」が東京・明治公園で開催されました。JR千駄ヶ谷駅のプラットフォームから改札出口まで30分以上を要するという、会場にとても入りきれない人、人、人で周辺は埋まりました(主催者発表6万人)。代々木、新宿等3方面に分かれたデモもあまりの人数の多さにいつまでも出発できませんでした。家族連れや若者も多く、人々はそれぞれに工夫を凝らせたプラカード、ゼッケン等で反原発への想いをアピールしていました。この自発的で直接的な意思表明を行った多くの人々の願いを政治やマスコミは無視することがあってはならないと思います。(写真は明治公園を埋め尽くした参加者)

一方、先日(915日)、私たち「プラント技術者の会」は「原子力資料情報室(CNIC)」と共同で衆院議員会館にて「ストレステストの問題点」という院内学習会を開催しました。国会議員の出席は3名に留まりましたが、約70名の一般出席者の間では活発な議論が行われ、今、行われようとしている日本版ストレステストの多くの問題点が浮き彫りにされました。

当日使用された資料は以下のURLから見ることが出来ます。

http://www.cnic.jp/modules/news/article.php?storyid=1193

日本版ストレステスト計画は、EUのストレステスト仕様書をベースとしながらも多くの意図的かつ悪質な改ざんが随所に見られます(詳細は上記資料をご覧ください)。このことは、当局にフクシマ事故の当該国としての真摯な反省や危機感、そして国民に対する誠実さというものが全く欠如していることを示しています。この結果をもって原発の安全性を担保出来るもので全くはありません。ストレステストを巡っては、これから当局とのせめぎ合いが始まります。私たちは技術的側面から、その不備や不当性をいっそう明らかにしていきたいと思っています。

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2011年9月 9日 (金)

新潟~柏崎~安曇野

110909 前回の書き込みから1ケ月も遠ざかってしまいました。この間、反原発関連で結構忙しかったのです。加えて、TVでのなでしこ応援(^^;)。どちらも「にわか」と言われてしまうと反論の余地はありませんが、かつて70年代には「技術と人間」で高木仁三郎氏(学習会に招聘したこともありました)や武谷三男氏の著作を読んだものです。数十年にわたる原発への慣れと諦め、実質的な容認が3月11日をもって打ち砕かれました。「なでしこ」については勿論アントラーズには及びませんが、男子A代表よりは遥かに応援のし甲斐があるというものです。

先日は新潟に行ってきました。「柏崎刈羽原発の閉鎖を訴える科学者・技術者の会」と現地の運動との合同合宿会でした。2日間にわたって柏崎刈羽の現状(何と7基もの原発が密集配置され、2基が稼働中)、福島事故の真の原因追究、行われようとしているストレステストの問題点等々について真剣な報告と議論が行われました。反原発の著作で活躍されている石橋克彦氏(地震学)、田中三彦氏、井野博満氏、山口幸夫らも参加し、稔り多い議論が交わされました。とりわけ、当局が想定外の津波のせいにしようとしている電源喪失とそれに続く炉心溶融のシナリオに対して、地震の際の配管破損と冷却材喪失(LOCA)によって炉心溶融が起こったという事実が明らかになりつつあります。このことは、各地の原発の耐震設計基準の見直しにより再開がおぼつかなくなってしまうことを恐れる当局の見解と真っ向から対立するものです。事実の究明こそが、いかなるストレステストよりも優先されるべきことの筈です。

さて、帰路は柏崎原発の脇を抜けてきました。丘陵と林に囲まれて施設全体を一望することは出来ませんでしたが写真のように海岸線から東側の一部を見ることが出来ます。沖合に巡視船が監視を続けている姿に、ここは日本海側であることの緊張を感じました。周囲は平和な田園地帯です。これが、福島のような事故がいったん起こるとまさに「死のまち」と化してしまうのです。鉢呂経産相の発言が問題となっていますが、非難は筋違いであり、撤回も謝罪も必要ありません。福島原発の周辺市町村は文字通り「死のまち」となりました。そうさせた東電と保安院、認可した当局、御用学者などこそが謝罪すべきなのです。

更に車で信州安曇野を経由してきました。前にこのブログでも紹介した「大竹工房」があり、ぜひ一度訪ねてみたかったのです。木工所見学と大竹夫妻との楽しい歓談に心を癒されて帰路につきました。

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