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2010年12月30日 (木)

2010年の備忘録

2010年が暮れようとしています。時間の経過が毎年早くなっているような気がします。

今年も景気は浮揚せず、高齢者や弱者は切り捨てられ、沖縄の基地はそのまま存続し、政治の世界では相も変わらず政局が支配し、多くの国民にとって民主党政権への期待は失望に変わりました。尖閣諸島問題では双方の当事国がお互いに自国領土であることを主張し、決して埋まらない溝を広げ合っています。排外主義を煽ることの恐ろしさを幾多の歴史から学ばないのでしょうか?

つい先日、地元の八千代市でも市長選・市議選が行われ、市財政の将来に禍根を残すハコモノ計画を進める市長が再選されてしまいました。市議選でも応援していた市民派候補が落選してしまいました。どうやら、私たちの世代によるもうひと踏ん張りが必要とされているようです。

さて、下記は昨年に続き、自分のための2010年「備忘録」です。今年もまとまりのない一年でした。読書は歴史エンターテイメントや推理小説を含めた相変わらずの乱読路線です。もっぱら図書館からの借用です。高額な観劇やコンサートの回数が減る一方でMETライブビューイングが代替をしてくれています。スタジアムでのサッカー観戦が増えました。しばらくはハマりそうです。

2010年に読んだ本>

「集団的自衛権とは何か」 豊下 楢彦 岩波新書

「集団的自衛権と日本国憲法」 浅井基文 集英社新書

「日米安保を考え直す」 我部政明 講談社現代新書

「防衛白書2010年版」 防衛省

「宇宙論入門」 佐藤勝彦 岩波新書

「左翼・右翼がわかる」 佐高信・鈴木邦夫 金曜日

中国近現代史シリーズ1「清朝と近代世界」 古澤誠一郎 岩波新書

「テロルの決算」 沢木耕太郎 文春文庫

「杯」 沢木耕太郎 新潮文庫

「サッカーを戦術から理解する」 杉山茂樹 光文社新書

817日ソ連軍上陸す・占守島攻防記」 大野芳 新潮文庫

「チャイルド44」上下巻 トム・ロブ・スミス 新潮文庫

「グラーグ57」上下巻 トム・ロブ・スミス 新潮文庫

「楊令伝」12-15巻 北方謙三 集英社

「三国志」1-6巻 北方謙三 集英社文庫

「絶海にあらず」上下巻 北方謙三 中央公論社

「三国志」第3,4巻 宮城谷昌光 文春文庫

「終わらざる夏」上下巻 浅田次郎 集英社

「蒼穹の昴」 浅田次郎 講談社

「中原の虹」1-4巻 浅田次郎 講談社

「珍妃の井戸」 浅田次郎 講談社文庫

「マンチュリアンレポート」 浅田次郎 講談社

「永遠のゼロ」 百田尚樹 講談社文庫

「悪人」 吉田修一 朝日新聞社

「乱神」 高嶋哲夫 幻冬舎

「影武者徳川家康」上中下巻 隆慶一郎 新潮文庫

「空飛ぶタイヤ」 池井戸潤 講談社文庫

「果つる底なき」 池井戸潤 講談社文庫

「ラッシュライフ」 伊坂幸太郎 新潮文庫

「慟哭」 貫井徳郎 創元社推理文庫

「愚か者の盟約」 佐々木譲 ハヤカワ文庫

「蓬莱」 今野敏 講談社文庫

「赤の調査ファイル」 今野敏 講談社文庫

「緑の調査ファイル」 今野敏 講談社文庫

「青の調査ファイル」 今野敏 講談社文庫

「白夜街道」 今野敏 文芸春秋社

2010年の観劇・コンサート>

ドニゼッティ「愛の妙薬」 新国立劇場

R・シュトラウス「アラベラ」 新国立劇場

2010年の美術館・博物館>

佐倉国立歴史民族博物館「武士とは何か

国立新美術館「オルセー美術館展」

東急文化村ミュージアム「ブリューゲル版画展」

2010年のスポーツ観戦>

J1第1節 湘南ベルマーレ vs.モンテディオ山形戦

J14節 鹿島アントラーズ vs. モンテディオ山形戦

J111節 鹿島アントラーズ vs. 湘南ベルマーレ戦

J115節 鹿島アントラーズ vs. アルビレックス新潟戦

J125節 鹿島アントラーズ vs. 清水エスパルス戦

J127節 鹿島アントラーズ vs. 横浜FM

J129節 鹿島アントラーズ vs. 名古屋グランパス戦

2010年の映画館>

METライブビューイング「トゥーランドット」

METライブビューイング「ホフマン物語」

METライブビューイング「ばらの騎士

METライブビューイング「カルメン」

METライブビューイング「アルミーダ

METライブビューイング「ラインの黄金」

METライブビューイング「ドン・パスクワーレ」

2012

「ハートロッカー」

「第9地区」

「ドンジョヴァンニ・天才劇作家とモーツァルトとの出会い」

「クレージー・ハート」

「ゾンビランド」

「ベアテの贈り物」

「のだめカンタービレ・最終楽章前編」

悪人」

では皆さま、良いお年をお迎え下さい。

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2010年12月11日 (土)

『ドン・パスクワーレ』@METライブビューイング

101211 「ネトレプコ、太ったなぁ・・・」というのが最初の印象です。ちょっと重めだけれどよく透る声、活発な表情と演技、トータルな存在感で華やかに舞台を盛り上げるアンナ・ネトレプコは現代オペラ・エンターテイナーの申し子ともいえる存在でしょう。今回もコメディエンヌぶりを大いに発揮しながら舞台上を飛び回っていましたが、身軽さに感心するよりもその運動エネルギーが気になってしまいます。それでも、劇場の観客からは拍手喝さいを浴びていましたし、映画館でもあちこちから好印象の反応が感じ取れました。

他のキャストでは、ポレンザーニの美しいテノール、ジョン・デ・カルロ(Bs)とM・クヴィエチェン(Br)による芸達者ぶり、そしてJ・レヴァインの颯爽としたオケは最上の音楽的愉悦感を与えてくれました。加えて、O・シェンクによるオーソドクスながらも軽妙な演出と豪華な舞台装置は、さすがMETならではの手抜きのない、真正面からの取り組みです。

さて、この作品はベルカント喜劇の代表作の一つとして、美しいメロディ、洒落た節回し、掛け合いが絶妙な多重唱が満載で音楽そのものはとても楽しめるのですが、いくら冗談とはいえ高齢者をコケにする物語展開はあまり気持ちの良いものではありません。作曲当時(1843年)の時代背景あるいは欧米文化の中でのドタバタ喜劇としては十分に許容範囲なのかもしれませんが、現代に上演する作品としては何らかの考慮が欲しいところです。素晴らしい音楽はそのままに、あえて台本に手を加えることは反芸術的行為として許されないのでしょうか?

手元のある映像作品は2002年のカリアリ歌劇場でのライブ収録盤です。リリックな声質と美しい容姿を持つE・メイ(S)なのですが、このノリーナという「おきゃん」役には若干上品過ぎるようです。他の一級の出演者たち、オケ、演出はとても明るく活発で、この作品に相応しい舞台となっています。

今回の東劇は100人以上の観客が入っていました。ネトレプコ人気もあったでしょうが、METライブビューイングは確実に定着を深めているようです。次回作はヴェルディの「ドン・カルロ」(1/8 – 1/14)です。また見に行くぞ。

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2010年12月 5日 (日)

2010年度リーグ戦の終了

101205fc 昨日の第34節をもって今シーズンのJ1&J2リーグ戦が終了しました。今年も最後に「FC東京のJ2降格」という大きなドラマが待っていました。逆転で残留を勝ち獲ったヴィッセル神戸の追い上げは素晴らしく、ここ何試合かの選手たちの必死のプレイはまさに残留に相応しいものでした。一方のFC東京は多くの代表選手あるいは代表候補を抱えながらも迫力と決定力に欠けていました。これで東京にJ1チームはなくなってしまいましたが、来季はせめてヴェルディとのJ2東京ダービーを盛り上げてもらいましょう。また、千葉、湘南と共に一年で復帰してもらいたいと思います。なお、FC東京が今オフの草刈り場になるであろうことはすでに言われています。MF今野をはじめ、MF石川、MF羽生といった中堅だけでなく、MF梶山、GK権田、MF米本といった魅力的な若手たちにもあちこちから手が伸びてくるでしょう。

鹿島アントラーズは残念ながら4位に終わり、ACLへの自動出場権を逃してしまいました(まだ天皇杯の結果次第ですが)。リーグ3連覇という偉業を成し遂げたメンバーをそのまま中心としたチームに疲労破壊が生じてきたようです。優勝は逃したものの、ずっと上位に居続け、最終的に4位という結果も立派な成績かもしれませんが、「普通に強い」チームとなった今、これまで与えられてきた「王者」という称号は返納せざるをえません。今シーズンは何回かスタジアムに足を運び、実況あるいは録画でのTV中継を見てきましたが、特にリーグ後半において明らかに動きが鈍っていました。シーズン開幕前のゼロックス杯にはじまり、リーグ戦、ACL、カップ戦、天皇杯予選が重なる過密日程の中でMF小笠原を始めとする中心固定メンバーの疲労が極度に蓄積されていったものと思われます。

来季はタイトル取得とローテーション制での若手の積極活用による世代交代の準備を同時に狙わなければならないという、今シーズンに比べていっそう困難な目標を達成せねばなりませんが、一方では大きな楽しみでもあります。

リーグ戦は終了したものの、シーズンが終わった訳ではありません。天皇杯に3連勝し、優勝とACL出場権を!

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