2010年度リーグ戦の終了
昨日の第34節をもって今シーズンのJ1&J2リーグ戦が終了しました。今年も最後に「FC東京のJ2降格」という大きなドラマが待っていました。逆転で残留を勝ち獲ったヴィッセル神戸の追い上げは素晴らしく、ここ何試合かの選手たちの必死のプレイはまさに残留に相応しいものでした。一方のFC東京は多くの代表選手あるいは代表候補を抱えながらも迫力と決定力に欠けていました。これで東京にJ1チームはなくなってしまいましたが、来季はせめてヴェルディとのJ2東京ダービーを盛り上げてもらいましょう。また、千葉、湘南と共に一年で復帰してもらいたいと思います。なお、FC東京が今オフの草刈り場になるであろうことはすでに言われています。MF今野をはじめ、MF石川、MF羽生といった中堅だけでなく、MF梶山、GK権田、MF米本といった魅力的な若手たちにもあちこちから手が伸びてくるでしょう。
鹿島アントラーズは残念ながら4位に終わり、ACLへの自動出場権を逃してしまいました(まだ天皇杯の結果次第ですが)。リーグ3連覇という偉業を成し遂げたメンバーをそのまま中心としたチームに疲労破壊が生じてきたようです。優勝は逃したものの、ずっと上位に居続け、最終的に4位という結果も立派な成績かもしれませんが、「普通に強い」チームとなった今、これまで与えられてきた「王者」という称号は返納せざるをえません。今シーズンは何回かスタジアムに足を運び、実況あるいは録画でのTV中継を見てきましたが、特にリーグ後半において明らかに動きが鈍っていました。シーズン開幕前のゼロックス杯にはじまり、リーグ戦、ACL、カップ戦、天皇杯予選が重なる過密日程の中でMF小笠原を始めとする中心固定メンバーの疲労が極度に蓄積されていったものと思われます。
来季はタイトル取得とローテーション制での若手の積極活用による世代交代の準備を同時に狙わなければならないという、今シーズンに比べていっそう困難な目標を達成せねばなりませんが、一方では大きな楽しみでもあります。
リーグ戦は終了したものの、シーズンが終わった訳ではありません。天皇杯に3連勝し、優勝とACL出場権を!
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