住民投票で「事業仕分け」を!@八千代市
八千代市で『新川周辺地区再生整備計画』の事業別賛否を問う住民投票を請求する署名活動が開始されました。この整備計画というのは、市の5ケ年計画で進められている総額71億円のプロジェクトで、中央図書館21億、市民ギャラリー(美術館)8億、総合グランド10億、農業ふれあいセンター5.6億などのハコモノ建設が含まれています。21億円は国からの「まちづくり交付金」をアテにしていますが残りの50億円は市財政からの支出が予定されています。一時的に経済効果を生むハコモノ建設が一概にムダとは云えないかもしれませんが、通常は20億円前後を必要とする「財政調整基金」が1.8億円しかないという財政枯渇状態にある今の八千代市にそんな余裕があるでしょうか?さらに毎年、億単位の運営費も発生します。もし数十億円の資金があるのなら、高齢者支援、保育・幼稚園の整備、小中学校の耐震補強などの優先分野があるのではと思います。
そこで、今回の住民請求(署名)の趣旨は、上に挙げた諸計画の事業別賛否を問う住民投票条例を制定してもらいたいというものです。有権者数の50分の1の有効署名(約3100筆)が集まると市議会にて条例制定の審議が行われることになるのです。
この活動は「計画」の全てに頭から反対するものではなく、上に挙げた4つのプロジェクトのそれぞれについて市民の意向を問おうとするものです。いわば、市民自身による事業仕分の実現を目指すものです。
本活動の提起者である「住民投票を実現する市民の会(代表者、上村淳三、ゆりのき台、047-480-1232)」は市政の現状を憂い、その透明化を目指す、純粋な市民の集まりで、勿論、参加者の支持政党を問いません。現に立場や支持政党の違いを越えて受任者(代表者から委任された署名収集者)が多く集まっています。
「署名の収集期間は本日(9月12日)から10月3日までの約3週間を予定しています。署名方法は受任者が個別に賛同者に自筆での署名と捺印(拇印での可)をお願いすることになります。私も受任者の一人として一冊の署名簿を保管することとなりました。八千代市の有権者で署名にご協力していただける方、更に詳しいことをお知りになりたい方はメール(本ページ左上のプロフィールより)にてご連絡を頂けると嬉しく思います。八千代市において、全国にも稀な(というより前例のない?)、住民自身による事業仕分を是非実現しましょう。
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コメント
速報!
本日(10月3日)の集計で目標を大きく超える5,880筆の署名が集まったとのことです。これで市議会における審議が行われることになります。受任者のひとりとしてとても嬉しく思います。でも、これは第一歩にすぎません。
投稿: YASU47 | 2010年10月 3日 (日) 22時12分