松元ヒロさん爆笑ライブ@八千代9条の会
地元の護憲市民団体、「八千代9条の会」の活動も5周年を迎えました。安部政権による矢継ぎ早の改憲攻撃も結局は頓挫し(国民投票法は強行採決されましたが)、今は一応の小康状態を保っています。国民多数によって平和憲法への支持は継続されてはいるものの、今回の普天間基地移設問題で表面化した日米安保体制や北朝鮮の核・ミサイル問題、中国の軍事拡大などを巡る周辺状況は予断を許しません。こうした危険な状況下でこそ、原点である憲法に立ち戻って、「武力による解決の放棄」を主張し続けなくてはならないと思います。
さて、一昨日(5/29)に開催された、「八千代9条の会」の5周年記念行事はとてもバラエティに富んだものでした。地元の高齢者婦人サークルによるフラダンスに始まり、千葉法律事務所、高橋勲弁護士による講演、NPTニューヨーク行動参加者による報告、そしてピン芸人の松元ヒロさんによるソロライブです。
高橋弁護士による講演は普天間基地移設に関する日米合意と内閣方針の閣議決定が発表された翌日ということもあり、沖縄問題を中心にとても時宜に見合ったものでした。1959年の伊達判決(駐留米軍違憲)、2009年の名古屋地裁判決(イラク派兵違憲)といった裁判例を引用しながら、沖縄県民と共に「平和的生存権」の実現に向けた闘いをしていこうというものでした。憲法で保障された「平和的生存権」を奪われる被害者にならない権利と共に加害者にもならないという決意が重要であると理解しました。
松元ヒロさんによる政治ネタ独演会は期待通りの面白さで、場内は終始爆笑の渦でした。TVでもしばしば見かける政治コント集団「ザ・ニュースペーパー」の結成時メンバーの一人でもあったという松元ヒロさんは、今ではピン芸人として活躍しています。ネタの内容はTVでは受け入れられないものの、主に談志師匠や志の輔師匠の座へのゲスト出演と全国の九条の会からの出演要請で大忙しとのことです。「私は平和をクイモノにしてると言われるんですよ」(会場苦笑)、「でも、戦争をクイモノにするよりはいいですよねっ」(会場大爆笑と拍手)。
鳩山首相や麻生前首相の物真似、沖縄、キューバの話題、数々の政治風刺と自虐ネタが繰り広げられ、最後には「憲法くん」というネタで、日本国憲法の前文を堂々と弁じることで笑いと感動の幕を閉じました。いやぁ、お見事でした。
皆さんも、近くで「松元ヒロ・ライブ」の予告を見つけたら是非お出かけ下さい。面白いです!
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