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2010年5月 1日 (土)

初めての山陰旅行(3)・大山と足立美術館

100430 今回の旅行の一番のハイライトになる筈だった大山はあいにくの曇り空で標高1709メートルの山頂が顔を出すことはありませんでした。しかし、車で山腹を半周し、切り立った北壁や残雪の岩肌を目の前にしてこの山が想像以上に厳しい山容を誇っていることを知りました。快晴の翌日、海岸線から眺めた大山の遠景は同じ日本海側の庄内平野から望む月山(1984M)や鳥海山(2236M)のなだらかな曲線とはまた異なる孤高の存在と映りました。

その大山のから宍道湖に向かう中間地点の、どじょうすくいで有名な安来市にあるのが足立美術館です。不覚にも、これまでその存在を知らずに特に期待も抱かずに入ったのですが、この庭園の造形の見事さと美しさには驚かされました。この美術館はS451970)に開館されて丁度40年目を迎え、米国の日本庭園専門誌Journal of Japanese Garden誌では桂離宮等を抑えて2003年以降、7年連続で庭園日本一の称号を、またミシュラン誌でも三つ星を与えられているとのことです。この庭園の特徴はとことん「見せる」ことへのサービス精神かもしれません。借景といえば京都の比叡山やトレビの泉の壁面彫刻(飛躍しすぎ?)などが思い浮かびますが、この足立美術館では後方の深い山並みが借景として利用され尽くしていて、その徹底ぶりには感嘆させられます。また、庭園と山並みの間には人家は自動車道があるのですが、そのことを全く感じさせない技術は見事です。

もうひとつの面白さは館内各所の窓を額状にして庭園の風景を額縁画としているところです。どんな風景画よりも写実的であるだけでなく、季節や時間のうつろいごとに様々の表情を見せてくれるのでしょう。100430_2

この美術館には横山大観をはじめとする日本画の巨匠たちや、魯山人をはじめとする陶芸家の作品が多く展示されています。残念ながら私にはそれらの作品に感銘出来る審美眼は持ち合わせてはおらず、「何でも鑑定団」でお馴染みの名前を辿るだけでしたが、好事家にとっては垂涎の的となるような作品群なのでしょうね。

こうして、23日の駆け足旅行は、この他に出雲大社、古代出雲歴史博物館などにも立ち寄り、実に密度の濃いものになりました。各地で多くの試食の結果、お土産は宍道湖産「しじみの佃煮」と「あごちくわ」となりました。唯一の心残りは話題の「ししみカレーパン」を食べ損なったことかな?

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