「どうした?アントラーズ」@J1第27節
連敗失速中のアントラーズの復調を期待して鹿島スタジアムに出かけてきましたが、あまりに酷い試合内容でした。まずは開始5分に、歯の欠けたクシのようなディフェンス陣の裏に飛び出した名古屋FWブルサノビッチのシュートをGK曽ケ端が一度は防いだものの、詰めていた長身FWケネディに難なく押し込まれて先制点献上。13分には曽ケ端がバックパスされたボールを空振りしてブルサノビッチにまんまと奪われるというあまりのお粗末さ。スタンドからはため息が漏れます。
後半、8分には名古屋MF杉本の技ありのループヘッドが前に出ていた曽ケ端の頭上を越えてゴール内に落ちます。29分にマルキーニョスが1点を返すものの、38分にはSB内田の不用意なヘッドによる横パスを再びブルザノビッチに奪われて追加点。スタンドからは怒りを超えてあちらこちらから失笑です。結局1-4の完敗でした。
見ていてもいつもの鹿島ではありません。縦への動きは殆んど見られず、先取点を与えてから、選手たちまるで呪縛にあったように臆病になり、それがミスを更に誘発していました。マルキーニョスが独り奮闘するものの連動したサポートがありません。FW興梠もやみくもに走り回るだけで全く相手の脅威にはなっていませんでした。あえて選手たちを採点をするならば曽ケ端と内田が3.5、その他は全員4.0です。
つい1.5か月前までは首位を独走していたにも拘わらず清水エスパルスとはついに勝ち点が1点差に縮まり、更に勝ち点差7の間に6チームがひしめき合うという大混戦となってきました。優勝争いとしては俄然面白くなってはきたものの、「らしさ」を失ってしまったアントラーズはどこまで堕ちていくのでしょうか?
ちなみに、ここ9試合が2勝6敗1分で勝ち点7のアントラーズはは今シーズン最初の9試合を1勝3敗5分の勝ち点8でスタートしたジェフ千葉より悪いのです。これでは優勝なんて出来るわけありませんよね(ジェフ・ファンの皆さん、ごめんなさい)。
残り7試合、いかにもアントラーズらしいプレーを見せてもらいたいと思います。勝敗はおのずとついてくることでしょう。
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