晩秋のタシケントから
今年4回目のタシケント訪問中です。晩秋のタシケントは街の趣きも心なし落ち着いており、写真のように街路樹は黄色く染まり、歩道は枯葉の絨毯となっています。
今、この国では、建物、商店といった街の外観から、服装、表情、仕草といった人々の様子、表面には現れないビジネス手法や、経済そのものの仕組みに至るまでのあらゆる局面において新しいものと古いものが同居し入れ替わろうとしています。これまで取り残されていたような地方においても変化への兆しはすでに隠せません。
サマルカンド、ブハラ、ヒヴァといった世界遺産にも指定されているシルクロードの古都群、周囲の環境を破壊しながら縮小を続けるアラル海問題、同組に入ったワールドカップ最終予選等で最近は日本でも話題に上ることも多いウズベキスタンですが、更に資源開発、地政学、民族構成、イスラム文化等々からの視点を考えると興味は尽きません。しかし、結局のところ、ビジネス上の関わりという皮相的な立場を超えることの出来ない限界もまた感じてしまいます。ちなみに先日、NPO法人「日本ウズベキスタン協会」への個人参加を登録しました。この国への関わりだけは続けて行きたいと思っています。
PS : 今回の出張のために、METライブビューイングの「サロメ」を見損ないました。再上映あるいはDVD発売を待たねばなりません。残念!
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コメント
とても素敵な 秋の風景ですね
私は 明日 行ってきます
ヤスさんのお戻り 楽しみですよ
投稿: lovebabo | 2008年11月 5日 (水) 17時28分
YASU 様
美しい並木ですね、定禅寺通りも今見ごろですよ。それにしても海外出張でお忙しい方なのですね。
前にお知らせした仙台市文学館のイベント情報がHPに出てます。
http://www.lit.city.sendai.jp/
からイベント情報で。
仙台 今田
投稿: T.iMADA | 2008年11月 8日 (土) 23時55分
lovebaboさん、
ついに「サロメ」を見に行かれたのですね。感想はblogで拝見しました。コメントを付けに別途お邪魔しますね。帰国が延びて、こちらにはもうしばらく滞在です。
投稿: YASU47 | 2008年11月 9日 (日) 00時33分
今田さん、
定禅寺通りをはじめ、仙台も美しい季節でしょうね。イベント情報をありがとうございます。とても興味を惹かれます。案内によると「無伴奏」は「伝説の名曲喫茶」なのですね。40年も前に通った小さな喫茶店の話がこうして甦ってくるなんてとても不思議です。
投稿: YASU47 | 2008年11月 9日 (日) 00時51分