初夏のタシケント
モスクワからタシケントに飛びました。モスクワの南にあるドモジェドボ空港のターミナルは内外共にすっかり新しくなっており、その機能と装いはまるでヨーロッパの都市空港のように現代的なものでした。かつてソ連時代にはこの空港では何度も出発遅延のために貧弱なロビーで夜を明かしたことがあり、それを思い出すと隔世の感があります。シュレメティボの第3ターミナルも早く完成させてもらいたいものです。今のシュレメティボは大国ロシアの表玄関としてはあまりにも不便かつ貧弱ですね。
まるで死の大地のようなキジルクム土漠の上空を通過して水と緑の溢れるタシケントに到着すると心なしかほっとします。 今回の短い滞在期間中はほとんど打ち合わせと仕事漬けでした。写真は客先オフィスからから眺めるビジネス地域です 。緑が豊富でしょう?
最終滞在日の5月9日は旧ソ連邦の休日でした。モスクワでは対ナチ「戦勝記念日」として華々しい軍事パレードが行われたようですが、この国では「戦没者Memorial Day」として穏やかに過ごすだけです。むしろ9月のソ連邦からの「独立記念日」に華々しい式典が行われます。かといってロシアとの関係は良好であり、したたかな外交戦略を継続いています。様々の資源開発プロジェクトをロシア、韓国、中国、マレーシアなどの企業と共同で開始していますが、日本の企業群はまだ投資には及び腰のようです。日本企業はリスクに慎重であるだけではなく、やはり地理的な距離感もありすぎるのでしょうか?
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