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2007年12月 9日 (日)

本埜村に白鳥がやって来た

71209swan1今年も多くの白鳥が千葉県印旛郡本埜村(もとのむら)に飛来しています。本埜村HPによると15年前(1992年)の11月に偶然飛来した6羽の白鳥に餌付けを成功させて以来、毎冬、飛来数が増え、一昨年の冬には実に1300羽に達したとのことです。今日も300羽ほどの白鳥がシベリアからの長い旅を終えて羽根を休めていました(写真)。決して広いとはいえない水田の溜め池なのですが、地元の人々の土地供与、水張り、餌付け(一日2回とのこと)、安全への気配り等によって白鳥たちが安心して冬を過ごせる場所となったのです。

 

見ていて面白いのは目の前でひっきりなしに繰り広げられる華麗な「航空ショー」です。一羽あるいは同時に数羽が勢いをつけながら水の上を滑りだしたと思ったら、ふわっと浮き上がり、数秒間、水平に滑空して、一気に上空に舞い上がります。大きな羽根を広げて数回旋回した後に別の餌を求めてでしょうか、西の空へ消えていきます。一方で逆側から戻ってくる白鳥たちが次々と着水します。飛行機と同様、風上に向かって着水と離水が行われるのでとても規則的な繰り返しです。

 

さて、これらの白鳥たちは冬になると3,000-4,000km離れたシベリアから餌を求めて飛んできます。サハリンやカムチャッカ半島、千島列島を経由して10月頃に多くが一旦、北海道の湖沼に終結をするようです。それから更に本州各地の越冬地に移動します。3月から4月にかけて、越冬を終えた白鳥たちは再び北海道経由でシベリアの繁殖地に戻ります。そして成長した雛鳥と共に再び日本にやってくるという訳です。優雅に見える白鳥たちですが、壮大な旅を繰り返しているのですね。

日本に飛来する白鳥の数は5万羽を超えるようです。新潟県瓢湖5000羽)、山形県最上川河口(8000などが有名ですね。それにしても、遥々、数千キロの旅を経て、まるで点のような「自分たちの池」を目がけて正確に飛来するこれら渡り鳥の能力には驚かされます。これからも、渡り鳥たちが家族を連れて安心して戻ってくることの出来る環境を守っていきたいですね。71216swan

<追記>

一週間後の今日(12/16)、また出かけてみました。午前中は200羽ほどでした。時たま数羽が戻ってくる程度で大空を舞う姿はあまり見ることが出来ませんでした。

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コメント

はじめまして。
「白鳥」へのコメントありがとうございました。
9日も航空ショーが見られたんですね。
この日は日曜日で見物人も多かったでしょうね。
ここ何年か続けて行っているのですが、いつも田圃でのんびりしている姿しか見せてもらえなかったのですが、今年は次々と何羽も飛ぶので嬉しくてあっという間に何十枚も撮ってしまいました(^^♪

投稿: mio | 2007年12月11日 (火) 17時54分

mioさん、
こちらにもお越し下さりありがとうございます。本埜村までは車で30分強なので、この冬は何度か訪れてみたいと思っています。でも、航空ショーは時間帯にもよるのでしょうか?私が出来かけたのは快晴の日曜日(白鳥に曜日はないでしょうけど(^^;))の午後2時半頃でした。

投稿: YASU47 | 2007年12月11日 (火) 22時29分

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今年も本埜村の白鳥を見に行ってきました。 何よりも嬉しかったのは、飛んでいる姿が [続きを読む]

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