« L・プルナールのヴァイオリンリサイタル | トップページ | 映画・『魔笛』 »

2007年7月28日 (土)

2007年夏・北海道への旅

早めの夏休みをとって45日の気楽な北海道独り旅へ行ってきました。一昨年はフェリーで苫小牧に上陸してから釧路・知床方面が中心でしたので、今回は以下の日程で旭川から北上して稚内方面へ出かけてみました。緑の中を走る「夏の北海道」は病みつきになりますね。

一日目 : 旭川空港、レンタカーでオロロンラインを日本海に沿って北上、天塩泊

二日目 : 更に北上、サロベツ原野を経由して稚内泊

三日目 : 利尻島往復、サイクリングとレンタルバイクで島内一周、稚内泊

四日目 : 宗谷本線沿いに南下、名寄、士別、旭川を経由して十勝岳温泉泊

五日目 : 富良野と美瑛散策、旭川空港より晩のフライトで羽田へ。

観光地への訪問とは別に気が付いたことといえば、元気のある街とない街との差です。全国で生じている都市間格差が北海道では一層目立つようです。通過しただけの印象ですが、かつては交通の要所だった名寄市、音威子府村、物資の集散地であった天塩町、士別市、炭鉱町だった芦別市等々の寂れ度が進行しているようです。地方都市にありがちな、郊外型SCの建設による中心部の空洞化というのではなく、消費後背地を含めたその地域まるごとの人口が減少し、かつ高齢化しています。

それぞれに努力も感じます。例えば、音威子府は天北線の廃止と共に、宗谷線との分岐点という交通の要所としての地位を失い、今では村の人口は千人を下回ってしまいましたが、豪雪、自然環境と共に、アイヌ名の僻村であることを逆に売り物にしてその知名度を上げています。

1992年に炭鉱が閉山した芦別市では、「星の降る里」としてキャンプ場や宿泊施設の拡充に努めています。郊外には小規模な炭住街も残っていますが、比較的明るい雰囲気で今でも一般住宅として使用されています。夕張のような財政難に陥らずに再浮上が出来るのでしょうか。

70729北部では先端の稚内が頑張っています。 新しいホテル等も増え、利尻・礼分島、宗谷岬、サロベツ原野等への観光拠点、サハリンとの交流窓口としての発展がますます期待出来るようです。(右の写真は稚内市内の夕暮れ)

一方で富良野、美瑛の観光地化と人口36万人を超えた旭川の都市化が成功例として目立ちます。現在のところ、イオンのような大型SCの北限界も旭川までのようです。

折りしも参院選挙を数日後に控え、候補者の公示看板をあちこちで見かけました。通りすがりの観光客の目には見えない地域格差の実態がどのように選挙結果に現れるのかも大いに興味を惹かれます。

|

« L・プルナールのヴァイオリンリサイタル | トップページ | 映画・『魔笛』 »

コメント

旭川はかつて、松田聖子全盛期に、日本で唯一公演チケットが Sold Out しなかった街(?)として名をはせたのですが(笑)、当時つぶれかかっていた旭山動物園が復活して、少しは一息つけたんでしょうか。
3・6の飲み屋街なんてつぶれかかってたんですけどね~

投稿: GO | 2007年7月28日 (土) 10時49分

GOくん、
旭川医科大学の看板にGOくんのことがしっかりと頭によぎりましたよ。旭川は予想以上の大都市でした。駅前の歩行者天国は買い物客で溢れ、ラーメン村では行列、郊外には巨大なイオン、途切れのない美瑛方面への車の列と、元気な面ばかりが目立ちました。真冬になるとまた様相は変わるのでしょうかね?(あざらし)

投稿: YASU47 | 2007年7月28日 (土) 21時30分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/161527/15921798

この記事へのトラックバック一覧です: 2007年夏・北海道への旅:

« L・プルナールのヴァイオリンリサイタル | トップページ | 映画・『魔笛』 »