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2006年12月16日 (土)

教育基本法の改悪と防衛省への昇格

昨日、「教育基本法改定」と「防衛省昇格関連法」が参院本会議でも可決されたというニュースには暗澹とした気持ちにならざるをえません。61216 平和への崇高な理念を世界に向けていっそう発信し、拡げていくべき日本の立場が逆に後退しつつあります。平和を守りたい、侵略戦争には加担したくないという多くの国民の願いが一歩一歩崩されていきます。

教育基本法の改定については、すでに言われているように愛国心条項(第2条の5)の新設、教育行政への国家介入制限の曖昧化(第16条の1)等により「国家に都合の良い教育」への流れを加速化しようというもので、来るべき平和憲法改悪へ向けた布石です。教育現場からの叫び(いじめ、暴力、おちこぼれ、家庭崩壊、未履修問題、教員への差別、処分等々)には蓋をして、やらせタウンミーティングで世論を誘導してまで改定の実績を造り上げたいのはひとえに憲法改悪へ向けた政治プロセスの一環であるとしか思えません。純粋に教育のことを語るならば、愛国心や教師の資質以前に政治家や官僚の資質そのものを改めねばならないでしょう。企業による不祥事が続いている経済界においては、ようやくコンプライアンス(法令遵守のみにならず企業倫理の遵守)やCSR(企業の社会的責任)への取り組みが開始されようという中で、収賄、公私混同、天下り等が相変わらずまかり通る政治の世界の倫理観はあまりに遅れていると思わざるをえません。

防衛庁の「省」への昇格については、民主党までが賛成のうえ可決されました。自衛隊という武力組織がこれまでの抑制的な存在から内閣府の一部として一層重みを増す存在として位置付けられます。自衛隊の正規軍化へのいっそうの弾みがつくであろうことは言うまでもありません。軍靴の響きが次第に近づいてくるようです。

明日は地域(八千代市)の市長、市議会選挙があります。「八千代9条の会」では前もって全立候補予定者にアンケートを配布し、憲法9条への考え方を質問しています。結果は「八千代九条の会ニュースNo.21」として公開されており、投票への一助にしたいと思います。

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コメント

こんばんは
日記の内容とは逸脱してしまいますが・・・

メリークリスマス
神の祝福がありますように

投稿: おぺきち | 2006年12月25日 (月) 00時30分

おぺきちさん、
いつもお訪ね下さりありがとうございます。おぺきちさんのblogも楽しませて頂いています。良いお年を。

投稿: YASU47 | 2006年12月26日 (火) 12時41分

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