フレンチ・ソプラノ@YouTube
これまでも若きフレンチ・ソプラノ、パトリシア・プティボンについては何度か紹介してきました。 今回は何かと話題のサイトYouTube上での映像発見のお知らせです。かなりマニアックな話題ですので、クラシックファン以外の方は読み飛ばして頂いて結構です(^^;)。
http://www.youtube.com/results?search_query=petibon
この映像はどうやらアルバム『French Touch』をテーマにしたコンサートの模様です。コンサートといってもバックはピアノとチェロのみという、こじんまりしたものです。画質と音質がかなりお粗末なのはやむを得ないでしょう。プティボンは『French Touch』のジャケットでお馴染みの突飛な髪型と萌え~なコスチュームで登場、とてもクラシック歌手とは思えません(^^;)。歌は同アルバムからドリーブの歌曲「カディスの娘たち」です。持ち前の豊かな表情と自由奔放な歌いまわし、コミカルな仕草で会場を沸かせていますが、やはり何といってもW・クリスティやN・アーノンクールからの薫陶を受けた逸材であり、声の美しさと歌の巧さは大きな魅力です。
そのプティボンの向かう先での輝かしい存在がナタリー・デセイです。さすがに彼女の映像はYouTube上にも数多く登録されています。
十八番のリシュー(ルチア)、オフェリア、オランピア、ツェルビネッタ等に加えて、キャンディード(バーンスタイン作曲)からクネゴンデという珍しい映像もあります。
この二人は来年の5月、11月に各々来日するとのことです。2007年はフレンチ・ソプラノの年になるのでしょうか?
(2007.1.16 追記) 「French Touch」のコンサートDVDというものがあります(国内販売はなし)。レビュー記事はここ。
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コメント
YASU47さん、こんにちは。
プティボンの楽しい映像の紹介、ありがとうございました。すっかり堪能させていただきました^_^;;
YouTube、あまり覗いたことがなかったのですが、便利そうですね。またなにかあったら紹介してほしいです
映画の分野ではDVD販売からダウンロード販売へとシフトしつつある、なんていう話ですが、オペラも近々そうなっちゃうんでしょうかね?世の中の急激な変化には付いていけないなあ・・・(笑)。
投稿: Orfeo | 2006年10月15日 (日) 12時55分
YASUさん、デッセイの映像はほとんどダウンロード済でしたが、プティボンは初めて見ました。その他ネトレプコ、ロストなど、検索するとたくさん出てきますね。MPEG1に変換してVCD程度の楽しみ方なら、結構行けそうです。とても良い情報をありがとうございました。
投稿: ご~けん | 2006年10月15日 (日) 18時49分
Orfeoさん、ご~けんさん、
これまでのオペラ歌手にはないプティボンのキャラクターにはすっかりハマってしまいますよね。やはり彼女の魅力は映像があってこそです♪
YouTubeは僕も今回が初めてで(パリ在住のmichiさんのblogがきっかけでした)、ご~けんさん同様、いろいろな歌手や作品の探索を楽しんでいます。ネトレプコは新しい映像が多く見やすく聴きやすいですよね。オペラのみならずミュージカルまで領域を拡げるとかなりの期間、楽しめそうです。意外なお宝映像を発見したらぜひ情報交換をしましょう。
投稿: YASU47 | 2006年10月15日 (日) 20時40分
初めまして。プティボンの来日情報を求めてあちこちうろうろしていてこちらにたどり着きました。ご紹介の映像、フランスでDVDになってますよ。ファンなら見逃せない映像満載です。とくにおもしろいのは「ホフマン物語」の「オランピアの歌」。この映像を見たあとでは、オランピア役は彼女以外には絶対考えられないという気になります。以下にDVDのアマゾンの当該ページのアドレスを貼り付けておきます。
http://www.amazon.fr/Patricia-Petibon-Recital-Salle-Gaveau/dp/B000BU98YI/sr=8-3/qid=1162518056/ref=sr_1_3/402-6739283-3903354?ie=UTF8&s=dvd
あと、デセイのDVDもフランスで最近出ましたよ。まだ見てないので内容はよくわかりませんが。
http://www.amazon.fr/Natalie-Dessay-Miracle-dune-Voix/dp/B000F3T3BO/sr=1-1/qid=1162518782/ref=pd_bowtega_1/402-6739283-3903354?ie=UTF8&s=dvd
それより、プティボン来日は確実に決定したのでしょうか? 詳細がおわかりでしたらお教え願えませんか?
投稿: ぺんぎん | 2006年11月 3日 (金) 10時56分
ぺんぎんさん、
コメントと情報をありがとうございます。プティボンのDVD、是非手に入れたいものです。フランスで販売ということはPALなのでPC上では観ることが出来ますが家庭用のDVD Playerでは観ることが出来ないのが難点ですね。早く日本でもNTSC盤が発売されないでしょうか?
来日スケジュールは下記の情報によると5/12-17ということですが、詳細は不明です。やはりFrench Touch風のコンサートになるのでしょうか?
投稿: YASU47 | 2006年11月 3日 (金) 14時38分
ご返答ありがとうございます。その後あちこち探し回り、プロモーターのページを発見しました。
フランス盤DVDはカラー方式がPALで、確かに日本の普通のプレイヤではかかりませんね。
プティボンのDVD情報をもう一つ(これもPAL盤ですが)。フロラン・パニー(日本では普通「フローラン」と伸ばして表記されていますが、これは発音上非常にヘンです)のライヴのDVDで彼女の姿を見ることができます。『ガイド・ミー・ホーム』他2曲をデュエットしているほか、ソロでも2曲歌っています。先のコメントでも書きました『ホフマン物語』の一曲と、バーンスタインの『カンディード』の中のGlitter And Be Gay。この後者がなかなか素晴らしい。
http://www.amazon.fr/Florent-Pagny-Baryton-%C3%89dition-limit%C3%A9e/dp/B000BRMXMA/sr=1-10/qid=1162543938/ref=sr_1_10/402-6739283-3903354?ie=UTF8&s=dvd
(このアドレスは限定版のものですが、他に廉価版もあります。)
お騒がせしました。
投稿: ぺんぎん | 2006年11月 3日 (金) 18時13分
ぺんぎんさん、
追加情報をありがとうございます。フロラン・パニーのCDでは「Guide Me Home」の1曲しかデュエットしていないので残念だったのですがDVDでは大活躍なんですね。キャンディードの「Glitter And Be Gay」はコロラトゥーラの難曲であると同時に思い切ったミュージカル表現も求められるのでプティボンにはぴったりの曲でしょうね。是非観て聴いてみたいものです。
投稿: YASU47 | 2006年11月 4日 (土) 00時12分
ぺんぎんさん、
前の私の書き込みで肝心のURLを貼り付けるのを忘れていたことに気が付きました。申し訳ありません。どうやらぺんぎんさんご自身で見つけられたとのこと。良かったです。ホッ・・・
投稿: YASU47 | 2006年11月 4日 (土) 00時17分
YASU47さん、こんばんは。コメントとTBありがとうございました。
貴ブログのナイスなタイトルと、素晴らしい記事を楽しませていただきました。みなさんのコメントや記事を拝見し、彼女の歌をしっかりお聴きになり、楽しまれている方がたくさんいらっしゃって、プティボン初心者の私にはびっくりでした。
歌好きのおじさんを虜にしてしまう魅力に満ちてますね。
失礼ながらTBさせていただきました。
またよろしくお願いいたします。
投稿: yokochan | 2006年11月13日 (月) 23時39分
yokochanさん、
早速お訪ね下さりありがとうございます。おやぢギャグとはいえ一生懸命考えたblogタイトルを褒められるのはとても嬉しいです♪yokochanさんのblogタイトルも同系統ですね(^^;)。
オペラはいろいろと聴くのですが、実はワーグナーだけは苦手なのです。あのドイツ精神世界への敷居は未だ高いようです。これからは、そちらのblog(LINKに追加させて頂きました)もちょくちょく覗きながら守備範囲に加えられたらと考えていますので宜しくお願い致します。
投稿: YASU47 | 2006年11月14日 (火) 21時32分