ザルツブルグ音楽祭『ガラ・コンサート』
生誕250年を迎えてモーツァルトづくしだった今年のザルツブルグ音楽祭も8月30日をもって約40日間の宴を終わろうとしています。期間中は下のWebsiteを眺めながらため息をついていました。
http://www.salzburgfestival.at/home_e.php?lang=2
モーツァルトのほとんどのオペラ、全22作品が一挙に上演されたとのことですが、中でも最大の目玉はネトレプコ(スザンナ)、レシュマン(ロジーナ)、シェーファー(ケルビーノ)という今が旬の最強女声トリオとアーノンクール指揮ウィーンフィルによる「フィガロの結婚」でしょう。先日は早くもNHK FMで放送されていました(聴き逃しましたが)。昨年はネトレプコ人気により、「椿姫」が翌正月にNHK BSで放映されたように、今年も同様に映像で放映されることを大いに期待したいものです。個人的には「ドン・ジョヴァンニ」でのシェーファー(ドナ・アンナ)も是非聴いてみたく、この舞台の映像化も強く願っています。
オペラに加えてコンサートも多く上演されています。その中で7月30日のガラ・コンサートの映像が早くも(実に!)先日(8月26日)、BSで放映されていました。D・ハーディング指揮ウィーン・フィルをバックに、普段あまり聞かれないモーツァルトの珍しいアリアが多く紹介されていました。 そして、ハンプソン(Br)、シャーデ(T)、ネトレプコ(S)、コジェナー(Ms)らの大物に混じってパトリシア・プティボンがついにザルツブルグに登場です。「ポントの王ミトリダーテ」からの一曲をいかにもプティボンらしい豊かな表現力で聴かせ、次の時代を予感させてくれるものでした。
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