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2006年2月 4日 (土)

モーツァルトの楽しみ♪

先週の1月27日はモーツァルトの250回目の誕生日ということで、新聞やTVでも多くの特集が組まれていました。このブログ名もモーツァルトの作品から拝借して(パクって)いる以上、無視を決め込む訳にはいきません。

僕がモーツァルトを意識し始めたのは、もう40年近くも前です。学生時代を過ごした仙台の裏通りに「無伴奏」という名の清潔で小さな喫茶店がひっそりと存在していました。その後の時代には消滅した、いわゆる名曲喫茶のひとつで、狭い店内には主にバロックの調べが静かに流れていました。コーヒー一杯で長々と読書をしたり、思索にふけるのにはぴったりの空間でした。その店で僕ら(あ、今のカミサンとだ(^^;))がよくリクエストしたのがモーツァルトのピアノソナタで、とりわけK332No.12)がお気に入りでした。

以来、モーツァルトの音楽はいつも頭のどこかで鳴っていたような気がします。専門知識は別にして、こんなにも心と身体に馴染む音楽というのは他にあるでしょうか?1970年(古い!)のジョージ・セル来日時のクリーブランド管との交響曲3940番のライブ演奏レコードを聴いたときの衝撃も今でも忘れられません。厚みのある、それでいて柔らかく、一糸乱れぬ完璧なサウンドと前進的なリズムにすっかり魅了されました。以来、セルのモーツァルトはその多くを収集してきました。とりわけカサドシュとのピアノ協奏曲の暖かみに溢れた演奏には強く惹かれたものです。

時代を経て、最近はもっぱらオペラです。昨年は新国立の「コジ・ファン・トゥッテ」とモネ劇場の「ドン・ジョヴァンニ」を観る機会に恵まれました。共に素晴らしい舞台でした。オペラのDVDもモーツァルトの数が一番多くなりました。本館に寸評を載せていますのでお暇な方はどうぞ。

先週はBSハイビジョンで、チューリヒ歌劇場による「皇帝ティートの慈悲」というオペラを初めて観ました。物語は陳腐で、短期間に仕上げた晩年のやっつけ仕事とはいえ、随所に聴こえてくるのは、紛れもないモーツァルトの美しいメロディと心に染み入るハーモニーでした。

モーツァルトを聴く歓びによって、人生、少し得をしたような気分になります。

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コメント

書き込みありがとうございました。
今年はモーツァルトイヤー。私もモーツァルト聴こうと思っているので参考にさせていただきます。
昨年東京芸大の学生さんによる「皇帝ティートの慈悲」を観ました。
モーツァルト節炸裂していました。

これからも宜しくお願いいたします。

投稿: いちき | 2006年2月14日 (火) 01時43分

いちきさん、芸大の「ティート」とは珍しいものを観られましたね。この作品は美しい重唱が多く、ぜひ、生で聴いてみたい作品です。
そう、ヴェルディファンのいちきさん(Prof拝見)も今年はモーツァルトにたっぷりと浸って下さい。「一生の友」となってくれるでしょう。

投稿: YASU47 | 2006年2月14日 (火) 21時34分

うたにっき へのトラックバックありがとうございます。
ブログタイトル、思わず笑ってしまいました。ナイスですね~。
またよろしかったら、遊びにいらしてくださいね。

投稿: ゆきこ | 2006年4月13日 (木) 00時20分

ゆきこさん、
早速お寄り下さりありがとうございます。ブログタイトル、オヤジギャグに喜んでいただいて嬉しいです(^^;)。ブログを開始するにあたって、丸一日、一生懸命考えた価値がありました♪
これからも宜しくお願い致します。

投稿: YASU47 | 2006年4月13日 (木) 21時54分

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