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2006年2月26日 (日)

八千代・9条の会

前に「九条の会」について少し書きました。そもそもこの会は昨今の憲法改悪への急速な動きやイラクへの自衛隊派遣に危機感を抱いた文化人たちの呼びかけによって2004610日に発足アピールが表明された、個人を対象にした運動です。以来、約1年半を経過し、日本全国各地域でこのアピールに共鳴した地域九条の会が有志たちの手によって自主的に発足してきました。私の住む、千葉県八千代市においても、2005416日に約300名の参加で記念講演を含む「八千代・9条の会」結成会が開催されました。その後、呼びかけや宣伝活動を重ね、現在は呼びかけ人、賛同者を合わせて個人会員430名を越える会となっています(いかなる政党や宗教団体とも無縁です)。また、米本団地、勝田台、高津・緑ヶ丘の各地区で地域により密着したグループの自主的な立ち上げも行われています。

私自身は、この「八千代・9条の会」の存在を数ヶ月前に知り、早速賛同者に名を連ねた次第ですが、まだまだ市民からの存在認知を受けるにはあまりにも小さく心もとない組織と感じました。特に今後は若い世代の参加によってこそ、運動に弾みがつき、新しい発想の取り入れも可能となる筈です。インターネットやブログの活用も大いに望まれるところです。

来る415日(土)には八千代市市民会館にてアトラクションや講演を含む、結成1周年記念行事が行われる予定です。また、勉強会や全国規模での行事への参加等も積極的に行なっています。こういった地道な活動への参加によって自分自身も平和憲法を守る運動の一翼を担えればと考えます。

「九条の会」のアピールに賛同し、この記事が目にとまった八千代市にお住まいの方、ご連絡いただければ幸いです。

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2006年2月19日 (日)

チューリップ(その3)

芽を出し始めて約1ヶ月が経過しました。実にゆっくりと成長しています。衣に包まれたような芯の部分がこれから長い茎となって延びていくのでしょうか? 60219

情けないことに、これまで草花の観察とは縁の薄かった自分には想像がつきません。

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2006年2月18日 (土)

無伴奏

仙台にあったバロック喫茶「無伴奏」について前に少しだけ触れました。

その後、当時(1969-1970年)の仙台を舞台に、この喫茶店が重要な役割を果たす小池真理子さんの小説「無伴奏」の存在を知りました。早速、購入して一気に読了。ストーリーはミステリアスでかなりヘビーな恋愛小説なのですが、小池さんの筆致は軽妙かつスピード感に溢れた見事な青春小説となっています。僕にとっては、今は失われてしまった当時の仙台の空気を久々に味わうことが出来、読みながら感慨にふけることもしばしばでした。ヒロインが参加する勾当台公園での反戦集会は日情風景でした。東北大学の構内は立て看板で溢れており、ハンドマイクからの呼びかけや演説がそこいら中から聞こえていました。mubanso

騒然とした街中の片隅で「無伴奏」の内部だけは静寂の一角でした。大きなスピーカーからのバロックの響きが狭い部屋の中に溢れているのですが、喧騒やら嬌声からは無縁の空間で、そこにいる客たちはそれぞれが自分たちの世界に没頭していました。小説にもたびたび登場するパッヘルベルの「カノン」を僕が知ったのもこの場所でした。その時に主人公たちと居合わせていたのかもしれません。店の名の由来でもあるバッハの無伴奏ソナタやパルティータ、それにカンタータもよくかかっていました。モーツァルトはピアノソナタがたまにリクエストされる程度でした。

店は1980年代に消えたとのことです。コーヒー一杯で何時間も粘るような学生たち相手では商売も長続きしなかったのでしょう。

さて、今宵の音楽はバッハの「マニフィカート BMW243」とすることにしました。アーノンクール指揮、ウィーン・コンツェントゥス・ムジクスによる演奏、ソプラノはクリスチーネ・シェーファーです。

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2006年2月11日 (土)

ヴィオラ奏者、金丸葉子さんの紹介

長い間、応援している演奏家がいます。一昨年からアムステルダムのロイヤルコンセトヘボウ管弦楽団のヴィオラ奏者として活躍されているヴィオラ奏者の金丸葉子さんです。

きっかけは1995年暮れにモスクワで開催された国際ヴィオラコンクールでした。当時の僕は仕事で頻繁にモスクワを訪れており、空港での入国手続き時の際に僕の真後ろに並んでいたのが当時まだ桐朋学園に在学中の金丸さんでした。長い待ち時間中の雑談で、そのコンクールのことを聞き、真冬のモスクワに単身乗り込んできた彼女の勇気に感心したものでした。会場のモスクワ音楽院は会社の事務所のすぐそばだったこともあり仕事の合間に応援に出かけました。会場は狭く、かなり地味なコンクールではありましたけど、主催はヴィオラ奏者の大御所、ユーリー・バシュメット氏でした。日本人の聴衆は僕を含めて二人ということで、何だか家族的雰囲気の応援でした。弾いたのはモーツァルトとブラームスだったと記憶しています。このコンクールで金丸さんは審査員特別賞を受賞しました。

以来、自称ファンクラブ会員第1号として、金丸さんの動向には注目してきました。桐朋学園を卒業後、ベルリン、続いてフライブルグに留学され、ついには名門コンセルヘボウの正式団員として採用され今日に至っています。その間、今井信子さんのヴィオラスペースやサイトウキネン・オーケストラへの招請、室内楽やソロリサイタルの開催、NHK音楽番組への出演等、活躍の場を広げてきました。昨年(2005年)8月には凱旋公演ともいえるリサイタルを東京で開催、美しく味わいのあるシューベルトとブラームスを聴くことが出来ました。

個人的にもコンサートへの案内やメールでの近況報告を頂いていると共に、素人音楽ファンとしては興味深い楽屋話なども聞かせてもらっています。

その金丸葉子さんの公式ウェブサイトが誕生しました。

http://www.yokokanamaru.com/

昨年のリサイタル録音も以下のURLでダウンロードが可能です。

http://www.mde.co.jp/bravissimo.html

今後の一層のご活躍を期待しています。

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2006年2月 4日 (土)

モーツァルトの楽しみ♪

先週の1月27日はモーツァルトの250回目の誕生日ということで、新聞やTVでも多くの特集が組まれていました。このブログ名もモーツァルトの作品から拝借して(パクって)いる以上、無視を決め込む訳にはいきません。

僕がモーツァルトを意識し始めたのは、もう40年近くも前です。学生時代を過ごした仙台の裏通りに「無伴奏」という名の清潔で小さな喫茶店がひっそりと存在していました。その後の時代には消滅した、いわゆる名曲喫茶のひとつで、狭い店内には主にバロックの調べが静かに流れていました。コーヒー一杯で長々と読書をしたり、思索にふけるのにはぴったりの空間でした。その店で僕ら(あ、今のカミサンとだ(^^;))がよくリクエストしたのがモーツァルトのピアノソナタで、とりわけK332No.12)がお気に入りでした。

以来、モーツァルトの音楽はいつも頭のどこかで鳴っていたような気がします。専門知識は別にして、こんなにも心と身体に馴染む音楽というのは他にあるでしょうか?1970年(古い!)のジョージ・セル来日時のクリーブランド管との交響曲3940番のライブ演奏レコードを聴いたときの衝撃も今でも忘れられません。厚みのある、それでいて柔らかく、一糸乱れぬ完璧なサウンドと前進的なリズムにすっかり魅了されました。以来、セルのモーツァルトはその多くを収集してきました。とりわけカサドシュとのピアノ協奏曲の暖かみに溢れた演奏には強く惹かれたものです。

時代を経て、最近はもっぱらオペラです。昨年は新国立の「コジ・ファン・トゥッテ」とモネ劇場の「ドン・ジョヴァンニ」を観る機会に恵まれました。共に素晴らしい舞台でした。オペラのDVDもモーツァルトの数が一番多くなりました。本館に寸評を載せていますのでお暇な方はどうぞ。

先週はBSハイビジョンで、チューリヒ歌劇場による「皇帝ティートの慈悲」というオペラを初めて観ました。物語は陳腐で、短期間に仕上げた晩年のやっつけ仕事とはいえ、随所に聴こえてくるのは、紛れもないモーツァルトの美しいメロディと心に染み入るハーモニーでした。

モーツァルトを聴く歓びによって、人生、少し得をしたような気分になります。

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