« 9条守ろう!ブロガーズ・リンク | トップページ | チューリップの芽が出ました »

2006年1月13日 (金)

アンナ・ネトレプコ(その2)

先にNHKで放映されたザルツブルグ音楽祭の「椿姫」プロダクションに関しては、演出とネトレプコの評価について賛否両論があるようです。僕自身はこのような斬新な舞台と出演者のパフォーマンスをとても楽しむことが出来ました。一見奇をてらったような演出にも見えますが、ドイツ・オーストリア系の劇場ではそれほど驚くにあたりませんし、またネトレプコがこうした革新を超えた商業主義的なプロダクションに取り込まれることも是とします。どこのレーベルもこのような逸材を放っておく訳がありませんよね。

その意味で、昨年のDVD「ザ・ウーマン、ザ・ヴォイス」によるオペラアリアのビデオクリップ化というロック界顔負けの初試みも、ネトレプコあってこそ実現したものでしょう。このアルバムは保守的なオペラ愛好家からは受け入れられることはないでしょうが、クラシック界からポップス界への新しい挑戦とも受け取ることが出来ます。単なるスター主義に躍らされるのではなく、先駆者としてのネトレプコを応援したいと思います。

AN3 理屈は別としても、DVD「ザ・ウーマン、ザ・ヴォイス」は見事な出来栄えです。ウィーン・フィルをバックにした贅沢な音作りと考え抜かれた演出による斬新な映像作りとなっています。とりわけ、「ファウスト(グノー)」、「ドン・ジョヴァンニ(モーツァルト)」、「夢遊病の女(ベルリーニ)」からの各アリアはビデオクリップとしても完璧な作品だと思います。ボーナスのインタビューでは気さくで現代的なネトレプコを知ることが出来ます。それにしても、シャラポワといい、ネトレプコといい、最近の国際的に活躍する若いロシア人女性たちは英語が上手ですね。

|

« 9条守ろう!ブロガーズ・リンク | トップページ | チューリップの芽が出ました »

コメント

YASU47さん、こんばんは。
再度のTBありがとうございます。
ネトレプコに関しては、私ももう1本追加する予定です。
そこでもう少し掘り下げられれば、と思っています。
とりあえず、TB返しさせていただきます。

投稿: Orfeo | 2006年1月13日 (金) 22時23分

Orfeoさん、
コメントありがとうございます。Orfeoさんの続編を楽しみにしています。

投稿: YASU47 | 2006年1月14日 (土) 21時37分

YASU47さん、こんばんは。
TBを、ありがとうございます。
ザルツブルクの《椿姫》は、本当に賛否両論のようですね。
色々な方の感想を知ることができるのもネットの面白さですね。
それから、DVDの《The woman the voice》、私は未視聴なのですが、これも素晴らしそうですね。チャンスがあったら見てみたいです。

投稿: snow_drop | 2006年1月14日 (土) 23時20分

snow dropさん、
コメントをありがとうございます。《The woman the voice》はネトレプコのプロモーションビデオというだけでなく、クラシック界そのもののPVのような気がします(とても断片的ではあるけれど)。3月末にはメトで「ドン・パスクワーレ」に登場とのことですが、コメディアンヌとしての彼女も是非見てみたいものです。

投稿: YASU47 | 2006年1月15日 (日) 10時05分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/161527/8140771

この記事へのトラックバック一覧です: アンナ・ネトレプコ(その2):

» 『椿姫』(ザルツブルク音楽祭) [orfeo.blog]
BS-hiにて視聴。 2005年ザルツブルク音楽祭で大評判となったプロダクション。話題の中心は当然ネトレプコ。それに最近人気急上昇中の若手テノール、ビリャソンと、安定感のあるハンプソンとで主役を固め... [続きを読む]

受信: 2006年1月13日 (金) 22時25分

» [再び]ネトレプコ [「ご~けん」の音楽とオーディオ]
頼んでいたDVDが届きました。一気に最後まで見てしまいました。懐かしいリュドミーラがびっくりするほどきれいな映像で収録されていました。ドン・ジョバンニの真紅の衣装を見て、あっ、ここはBS2で放送されたものだと気が付きました。ウィーン国立の椿姫のひとコマではなけて来ました。 ファーストアルバムに映像をつける目的で、その陣頭指揮にあたったのが、マイケル・ジャクションなどのプロモーションで有名なVincent Patersonだそうです。彼女はこの分野でも、並々ならぬ才能を示したと語っていました。 ... [続きを読む]

受信: 2006年1月14日 (土) 00時21分

» ザルツブルク音楽祭2005 ヴェルディ《椿姫》 [きままにARTSダイアリー]
先日、2005年ザツルブルク音楽祭で上演されたヴェルディ《椿姫》を、NHKのBS [続きを読む]

受信: 2006年1月14日 (土) 23時12分

» 敬遠していたオペラの魅力を満喫する [Jewel Box]
神は才能と容姿をネトレプコに与えている・・・ずるい・・・でも綺麗でCDを聞けば聞くほどいい今日はアンナ・ネトレプコをご紹介します。昨年のザルツブルク音楽祭でヴィオレッタ「椿姫」を演じるとオペラ、クラシックファン皆注目していた期待のソプラノで美人です。オペ...... [続きを読む]

受信: 2006年2月10日 (金) 02時57分

« 9条守ろう!ブロガーズ・リンク | トップページ | チューリップの芽が出ました »